アメリカで車の運転をする予定の人向けに、私が実際に運転して学んだアメリカでの運転のコツや注意点を紹介していきます。
このBlogは私が実際にテキサス州に住んで、会社まで車通勤していたときの実体験を基に書いています。
『アメリカに出張になって、車で通勤しないといけない!』
『アメリカ本土をレンタカーで旅行したいんだよなぁ』という人向けに、
ワンポイントアドバイスやちょっとした豆知識を紹介していきます。
※アメリカでの一般的な交通ルールについて記述していますが、州によって制限速度などの交通規則や法律が異なることがあります。必ず運転する州のルールをご自身で確認のうえ、道路標識に従ってください。
第1回は『左ハンドル』と『右側通行』
ご存知のとおり、ハンドルと通行が日本と逆です。
実は世界的に見ると左ハンドルの方が一般的。日本の方が少数派なんですね。
『ハンドル逆だと運転しにくいんじゃない?』という
不安を解消出来れば、と思います。
私も運転は得意じゃない方なので、参考になれば幸いです。
(日本では仮免許試験落ちてます。)
左ハンドルのコツと注意点
結論から言うと、ハンドルが左にある運転は、そこまで難しくないです。
もちろん違和感はあります。車に乗るときに何度助手席側のドアを開けたことか。
シフトレバーを操作しようと左手を動かした回数も数知れず。
でも、運転自体は想像よりは簡単でした。
右足が車のセンターのイメージ
日本では左足が車のセンターのイメージですよね?アメリカでは、右足を車のセンターのイメージとして、右足が道路の真ん中に来るように意識して位置を取りましょう。
車両右側の感覚が掴めるまでは、車線の左側に寄ってしまいがちだけれど問題ありません。
なぜなら、道がとっても広いから。
住宅地の道路が日本の幹線道路くらいの道幅があります。
本当です。初めて行くとびっくりします。
一般道もフリーウェイも凄く広いです。なのでちょっとくらい左右に寄っても全然大丈夫。
※アメリカに行くと大きな車に乗ることが多いと思います。
車幅間隔がつかめないのでは?と思われるかもしれませんが、これも乗っているうちに慣れます。
自分の乗っていた車の幅は日本と200mmくらいしか変わらなかったので、広い道路と相まって、思ったより違和感無くシフトできました。
ウインカーは余裕をもって
一方、ワイパーとウインカーの位置は慣れるのに時間がかかりました。私は2週間くらいかかりました。
こちらは、時間をかけて慣れていくしかないです。
ちなみに、アメリカはウインカーを出さない人が多いので気を付けましょう。周りの車の動きをよく見るのが大事かと思います。
コツは、日本より一呼吸分早くウインカーを出すこと。
そうすれば、間違えてもまだ余裕があります。
運転は焦らないことが1番大事だと思っています。
特にアメリカは皆びっくりするほどスピードを出して走るので、余計に落ち着くことが大事です。
(速度についてはまた今度!)
右側通行のコツと注意点
結論から言うと、右側通行は慣れるのがとても大変でした。
左折は要注意!!
直進は問題ないんです。前に行けばいいので。
問題は曲がるときなんです。
でも、右折はまだいいんです。
歩道に間違えて入ることなんて無いので。
左折が注意です。特に、前に車がいないときです。
特に何車線もあるような大きな道路では、どこの車線に行くのー!?ってなります。
間違えると反対車線のクルマと衝突ですし。
しかもアメリカの道路は白線がほぼ見えないところばかり。
全くと言っていいほどあてになりません。
車線がたくさんある大きな道を通ることがわかっているときは、道を事前にGoogleMapなどでシミュレーションできると多少、良いかもしれません。しかし、写真と実際では印象が異なります。旅行で来ている人は難しいと思いますが、出張などで来た人はできれば、その道を知っている人に最初は同乗してもらいましょう。道を覚えてから、一人で運転するのが一番安心できます。
同乗者の協力をフル活用
慣れない車、慣れない道、左ハンドルに一生懸命になっていると、ふとしたことで「右側通行」を忘れることがあります。何か他のことに気を取られているときや、焦っているときが要注意ですね。癖で、左側に入ろうとしてしまうのです。
テキサスで初めてクルマにのって1時間後。
左折で反対車線に入りそうになり、危うく衝突するところでした。
相手のドライバーはたいそう驚いていました。(当たり前)
それ以来、クルマを運転するときは助手席の妻に『右通行!』と
頻繁に言ってもらっていました(笑)。
なんとも原始的な方法ですが、これが、結構効きます。
通勤時1人で運転しなければ行けないときは、呪文のように『右通行』と呟いてました。
今考えると怪しい人物ですね。
それでも、事故するよりは100倍マシだと思います。効き目があるのでオススメです。
まとめ
左ハンドル、右通行は当たり前だろ!と思うかもしれませんが、
当たり前だからこそ難しいところでもあります。
特に旅行の際は、時差ボケの中で運転しているかもしれません。
注意が散漫になるとついつい日本の感覚で走ってしまうものです。
事故して裁判沙汰に…なんてなったら、旅行をしている場合じゃなくなります。
同乗者みんなで助け合いながら、『右通行!!』と
叫んでもらいつつ、焦らずに運転しましょう。
次回は交差点付近の注意点についてまとめます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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